ラニーニャ現象が発生?
9月10日に気象庁から「今後、冬にかけて平常の状態が続く可能性もあるが(40%)、ラニーニャ現象が発生する可能性の方がより高い(60%)」と発表がありました。
9月で50%、10月で60%と高い傾向にありラニーニャ現象が発生する見込みです。
出典:「エルニーニョ監視速報(No.384)」(気象庁)
(https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/elnino/kanshi_joho/kanshi_joho1.html)
ラニーニャ現象とは?
ラニーニャ現象は、太平洋の赤道付近で海の表面の水温が通常よりも低くなる現象で、東風(貿易風)が強く吹き暖かい海水が西側に押し寄せて、東側には冷水が上がってきます。この現象は1年以上続くことがあり、直近で2020年夏から約3年続いた事例があります。
ラニーニャ現象が起こると日本では夏に猛暑が続き、冬には寒さが厳しくなることがあり、世界中では異常気象が発生しやすくなって、大雨や干ばつが起こりやすくなります。
出典:「エルニーニョ/ラニーニャ現象とは」(気象庁)(https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/data/elnino/learning/faq/whatiselnino.html)
秋もまだまだ暑い?
ラニーニャ現象が発生すると平常時と比べ気候が大きく変わり、太平洋高気圧の張り出しが強まり、日本付近の気温が高くなります。気象庁は8月から10月にかけて北日本、東日本、沖縄・奄美で平均気温が「並または高い」と発表しており、秋も気温が高い状態が続きそうです。
出典:「ラニーニャ現象発生時の日本の天候の特徴(詳細版)」(気象庁)
(https://www.data.jma.go.jp/cpd/data/elnino/learning/tenkou/nihon_month.html?phenom=2)
出典:「向こう3か月の天候の見通し全国 (09月~11月)」(気象庁)
(https://www.data.jma.go.jp/cpd/longfcst/kaisetsu/?region=010000&term=P3M#headerTotalDesc)
残暑バテに気を付けて暑い秋を乗り越えよう
9月も残暑が続き疲労感やだるさ、食欲不振などのいわゆる「残暑バテ」になってしまい、仕事に集中できなかったり、休日なにも手につかなかったり、そんな日もあるのではないでしょうか。
そんな残暑バテの対策はこちら
■疲労感
・睡眠環境を整えて十分な睡眠を取る
・ビタミンB群を含むものを積極的に食べる
例:豚肉の生姜焼き、枝豆、きのこ鍋など
■だるさ
・涼しい室内で過ごす際は体を冷やさないよう羽織る
ものを用意する
・軽い運動で血流を促し自律神経を整える
例:ウォーキング、軽い筋トレ、ストレッチ、ヨガなど
■食欲不振
・冷たい飲み物や食べ物を控える
・無理に食べようとせず消化の良いものを選んで食べる
例:おかゆ、湯豆腐、納豆、大根の煮物、ヨーグルトなど
まとめ
10月にかけて残暑がまだ続く見込みです。従来の熱中症対策に加えて、残暑バテ対策も合わせて行いこれからも続く残暑を乗り越えましょう