福岡県太宰府では猛暑日連続日数が国内最長記録の40日(8月27日時点)となり、昨年の酷暑を超える暑さとなっています。
その結果、熱中症搬送数は全国で4月29日~8月18日までで前年比11%増加の76,527人、仕事場では8,677人となりました。
まだ残暑が厳しく、いつ熱中症になってもおかしくない状態です。
そこで万が一、熱中症の発症が疑われた際に取るべき対応策をみていきましょう。
<不安に思ったら迷わず救急車を呼ぶ>
症状を見て不安に思った場合や、以下のような症状が見られる場合はすぐに119番で救急車を呼びましょう。
・意識がもうろうとしている、意識が無い
・話ができない
・歩行が困難、ふらついている
・けいれんが起きている
これらの症状は熱中症が重篤であり、医療機関での治療が必要です。救急車を呼ぶのと同時に対象者の様子を確認し、体を冷やすなどの対応をしましょう。
STEP1 涼しい場所へ移動
最初に行うのは風通しのよい涼しい場所への移動です。クーラーが効いた室内が望ましいですが、屋外の場合ならば日陰へ移動させ、体温を下げましょう。この時点で、意識がないなどの重症の場合は迷わず救急車を呼びましょう。
STEP2 衣服をゆるめる
次に、可能なだけ患者の衣服をゆるめたり脱がせたりして、できるだけ皮膚に外気が触れるようにして体の熱を放散させましょう。体にピタッとした服は外気と皮膚が触れにくく体温上昇につながるため、できるだけゆったりとした状態にしておくことが望ましいです。
STEP3 体を冷やす
冷たいペットボトルや氷のうで首の付け根の両側や脇の下、股関節など大きな血管が通る部位を中心に冷やし、効率よく体温を下げましょう。
重症で救急車を呼んでいる間は、全身に水道からの水をかけ続けるなどして積極的に体を冷やしましょう。なりふり構わず早く体温を下げることが重症者を救うことにつながります
STEP4 水分や塩分補給
冷たい水を飲むことで体の熱を奪うと同時に水分補給にもなりますが、もし大量に汗をかいている場合には体液に近い成分の経口補水液を飲んでもらい、塩分補給も一緒に行いましょう。
意識障害がある場合は体のコントロールがしっかりできていないため、水分を無理に飲ませると誤って気道に流れ込んでしまう可能性があり危険なので控えましょう。
また吐き気がある、または吐いてしまっている場合は、胃腸の動きが鈍ってしまっている状態です。吐いた内容物により窒息するリスクもあるため口から水分を飲んでもらうのは禁物です。
これらの場合は自力で水分摂取ができない状態のため、すぐに医療機関へ搬送しましょう。
STEP5 休息を取らせる
これまでの対応策で症状が改善した場合は安静にし、ゆっくり休息を取ってから帰宅させましょう。ここまでの対応策で改善しない場合や、翌日になってもだるさや食欲がないなど症状が残っている場合は医療機関で診断を受けるよう促しましょう。
熱中症の応急処置チャートを活用しよう
対応策を記載してきましたがすべてを把握して対応をするのは難しいですよね。
そんなお悩みを解決する「応急処置チャート」が環境省の熱中症予防サイトで公開されています。コチラを活用して、いざという時に対応しましょう。
出典:環境省ホームページ(https://www.wbgt.env.go.jp/)
「熱中症予防情報サイト」(環境省)(https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/manual/heatillness_manual_2-3_2-4.pdf)
まとめ
熱中症は初期の段階で適切な対応を取れば回復可能ですが、対応が遅れると重症化し、とりかえしのつかないリスクがあります。まだまだ暑いこの季節を無事に乗り切るために発症しないための予防・対策、そして万が一の事態に備え、基本的な対処法をしっかりと頭に入れておきましょう。
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様々な対策をとっていても熱中症を発症する危険があります。
「のどが渇いたと思った時にはもう熱中症になりかけていて遅い」と言いますが 主観的な判断でとても難しいです。
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「eメットシリーズ」はヘルメットにセンサーを取り付けるだけで外気温と温度、作業者のひたい温度を測定。
客観的に熱中症リスクを割り出し、危険値を超えるとアラーム発報で作業者へ伝えます。
離れて働く従業員を見守れるeMET、チームのみんなに合わせて見守れるMe-mamo、ヘルメットをかぶらない人を見守るeMET+の3種類を用意しておりますので、ぜひご覧ください。
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