ラニーニャ現象とは?…
ラニーニャ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から 南米にかけて海面水温が平年より低くなる現象です。
その影響で西太平洋の水温が上昇し西大西洋熱帯付近で積乱雲が 活発になります。
その結果、太平洋高気圧と例年より北側に張りだす事で 日本付近では、夏季に気温が高くなります。
また、沖縄・奄美地方は南からの湿った空気の影響を受けて降水量が多くなる傾向があります。
出典:「ラニーニャ現象が日本の天候へ影響を及ぼすメカニズム」(気象庁)(https://www.data.jma.go.jp/cpd/data/elnino/learning/faq/whatiselnino3.html)
過去のラニーニャ現象の夏は?
では、過去のラニーニャ現象の夏はどうだったのでしょうか。
2020年夏
2020年の夏は全国的に高温・多雨の夏となりました。
7月には西・北日本で記録的豪雨となりました。
静岡県浜松市では歴代最高気温と1位タイとなる41.1℃の気温を記録しました。
2010年夏
2010年の夏は全国的に気温が高い夏となりました。
都市化の影響の少ない全国17地点の気象台などで平均した平均気温が
1898年以降113年間の中で第1位の高い記録となりました。
今年の夏は…
5月12日に気象庁が発表したエルニーニョ監視速報では
春に収束するとみられたラニーニャ現象が長引く可能性が高まり夏まで長引く見込みです。
ラニーニャ現象が8月まで長引く可能性が70%と非常に高く猛暑となる予想です。
早いうちから、体を暑さに慣らし熱中症になりにくい体作りをしましょう。
出典:「気象庁」(https://www.jma.go.jp/jma/index.html)
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