熱中症を学ぶ

気温25℃でも危険!?熱中症リスクを高める4つのポイント

熱中症は30℃を超える夏だけ気をつけておけばいいと思っていませんか?

気温がそこまで高くないからといって対策を怠ると、熱中症になってしまうことがあります。

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天気予報はどこを見ていますか?

気温と降水確率だけという方や、通勤時間帯の雨雲のチェックのみという方も多いのではないでしょうか?5月から徐々に汗ばむ日が増えてきます。実は熱中症の危険度はその頃から徐々に高まるのです。

なぜかというと、気温以外にも気を付けるべきポイントが4つあるからです。

1.湿度

2.輻射熱

3.気流(風)

4.活動量

ポイント1 湿度

熱中症の危険度を判断する数値として暑さ指標”WBGT”があります。WBGTの構成比率は、「湿度」が70%と、実は気温よりも湿度の方が大きく影響します。

WBGT効果

では、なぜ湿度がWBGTに大きく影響するのでしょうか。

それは、湿度が高くなるほど汗が蒸発しにくくなり、体温をうまく下げられなくなるからです。その結果、熱中症のリスクが高まります。

例えば、気温が25℃とそれほど高くなくても、湿度が75%を超える日は熱中症の警戒領域となり注意が必要です。

WBGT値早見表

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WBGT予測は「環境省熱中症予防情報サイト」で確認できるので、ぜひ毎日チェックしてみてください。

参考:環境省「環境省熱中症予防情報サイト

ポイント2 輻射熱(ふくしゃねつ)

「輻射熱」とは物体から放出される赤外線により伝わる熱のことです。赤外線の量は温度の4乗に比例するため、熱いものほど多くの輻射熱を放出します。

これを踏まえて、皆さんが一日の中で過ごす場所について考えてみてください。

  • アスファルトの道の上
  • 日なたのコンクリート塀すぐ隣
  • 影のない屋外

太陽の日差しが強く、気温が高くなるほど、私たちの体はより多くの輻射熱を受けることになります。

アセット 6

日射量の予測データを確認できるサイトもありますので、参考にしてみてください。

濃い赤色で表示される場所ほど日差しが強いので、外出の際は天気予報とあわせてチェックすると安心です。

参考:株式会社応用気象エンジニアリング「日射量確率予報

ポイント3 気流(風)

「気流」は、汗が蒸発するスピードや量に大きく影響します。エアコンが使えず周囲の温度を下げられない環境では、体温を下げるために「汗を積極的に気化させること」がポイントです。汗が蒸発するときに熱が奪われ、体の表面の温度が下がります。

 

ただし、空気が含める水分の量(水蒸気量)には、温度ごとに限りがあり、乾いた空気ほど汗がよく蒸発します。

アセット 10
水蒸気量

つまり、汗をうまく気化させるには、いかに乾いた空気を体の表面にあてるかが大事なのです。気流があると、新しい乾いた空気が次々と肌に運ばれ、汗の蒸発が促されます。
だから、暑い日でも乾いた風にあたると涼しく感じるのですね。

 

ただ、扇風機の風に長時間当たり続けると、体が冷えすぎて体調をくずことがあります。適度な気流を心がけましょう。

ポイント4 活動量

最後のポイントは「活動量」です。体を使う作業や運動をしているときは、筋肉がたくさんの熱を生み出すため、体温が上がりやすく、熱中症のリスクも高くなります。特に、運動が激しくなるほど、体の中でつくられる熱の量も増えていきます。

 

じめじめした梅雨明け後の気温が急上昇した日に「気分転換!」と激しい運動や、長時間のランニング、力仕事など、熱負荷が大きい活動をする場合は特に注意が必要です。体がまだ暑さに慣れていないため、熱中症になるリスクが高まります。

アセット 8

このようなときは、こまめな休憩と水分補給、ミネラル摂取を心がけるようにしてくださいね。

 

なお、体が暑さに慣れることを暑熱順化といいます。暑くなる前から暑熱順化をして、熱中症になりにくい体づくりも心がけましょう。

 

熱中症リスクが高まる前に暑熱順化しよう

気温以外の要素もしっかりチェックしましょう

気温以外にもWBGTや日射量をチェックすることや、湿度や風、活動量にも注意を払うと安心です。しっかりと熱中症対策を講じて、健康な夏を過ごしましょう。

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