熱中症を学ぶ

“速報”2023年度閣議決定「熱中症対策実行計画」とは?

私が暮らす関東甲信地方も6月8日に梅雨入りし、ジメジメとした日が多くなってきました。湿度が高いと汗が乾きにくく、体温調整ができなくなり熱が体内に残って、熱中症になりやすくなります。エアコンや除湿機で湿度をコントロールしていきましょう。

その梅雨入り直前の5月30日、政府は「熱中症対策実行計画」を閣議決定しました。

現在約1,300名※の熱中症による死亡者数を、2030年までに半減させることを目指しています。


【熱中症対策実行計画】

参考資料:環境省 https://www.env.go.jp/content/000136710.pdf

※令和4 年の熱中症による死亡者数(概数)を用いた5年移動平均が1,295 人。

 

この熱中症対策実行計画で事業者や私たち国民ができることは何か、以下熱中症対策実行計画からの抜粋です。

事業者の基本的役割

事業者は、自らの事業活動を行うに際して、国民や消費者等における熱中症予防につながる活動を行うよう努めるとともに、その事業活動に従事する労働者の熱中症を防止等するため、必要な措置を講じる。また、国及び地方公共団体が実施する熱中症に関する施策に協力し、連携するよう努める。

国民の基本的役割

国民は、熱中症対策に必要な知識を持ち、自らが熱中症の予防に必要な注意を払い、自発的に行動するよう努める。また、自らの家族や周囲の人々に対して熱中症の予防に必要な注意を呼びかけ、相互に助け合うよう努める。国及び地方公共団体が実施する熱中症に関する施策に協力するよう努める。

 

ポイントは「自発的に行動する」であり、もちろん国や事業者も積極的な活動はするものの、それに頼りっきりではなく、私たちが熱中症の知識を深め対策を取ることが重要なのです。

また熱中症で搬送される方が多い高齢の方や、暑さに弱い子供への配慮も欠かさないようにしたいですね。

 

ことしの夏は、冬に終息したラニーニャ現象の影響が残るとみられています。気象庁が発表した3か月予報によると、6月~8月の平均気温は東日本や西日本、沖縄・奄美で「平年並みか高い」または「高い」予想となっています。

暑い夏に備え、熱中症対策を進めていきましょう。

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様々な対策をとっていても熱中症を発症する危険があります。

「のどが渇いたと思った時にはもう熱中症になりかけていて遅い」と言いますが 主観的な判断でとても難しいです。

 

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