熱中症を学ぶ

トラック荷役作業時のヘルメット着用義務化と熱中症対策

2023年10月1日から労働安全衛生規則が改正になった事ご存じですか?

 

トラックでの荷役作業時の

「昇降設備の設置」

「墜落時保護用規格の保護帽の着用」

「テールゲートリフターの操作に係る徳部教育」

の上記3点が義務化されました。

 

自転車のヘルメット着用の時のような努力義務ではなく、着用義務になりますので必ず着用しなければなりません。

ヘルメット着用義務化、何が変わったの? 

今回は、義務化になった中でもヘルメットをピックアップして紹介していきます。

 

今回の改正で何が変わったのか?

 

これまで 

⇒最大積載量5t以上の貨物自動車が対象

 

令和5年10月~ 

最大積載量2t以上の5t未満の貨物自動車も対象に追加

 ・トラック側面の開放又は開閉構造のもの(ウイング車等)

 ・テールゲートリフターが設置されているもの

 

上記について、墜落時保護用(衝撃吸収ライナー入り)のヘルメットの着用が義務付けられます。

ヘルメットでできる労災予防

厚生労働省がまとめた「令和4年労働災害発生状況の分析等」によりますと、陸上貨物運送事業における死亡者数はH29年137名からR4年90名と減少しています。しかし、死傷者数はH29年14,706名からR4年16,580名と増加しております。

 

さらに死傷者数の事故の型別を細かく見てみると、

 

・動作の反動・無理な動作 H29年2,203人 R4年2,940

・転倒          H29年2,240人 R4年2,917

 

と増加傾向にあり、より一層の安全対策が求められます。

ヘルメット等の安全具を着用し、安全意識を高め労働災害を防ぎましょう。

トラックのヘルメット着用義務化と熱中症対策

出展:厚生労働省 「令和4年労働災害発生状況の分析等」

https://www.mhlw.go.jp/content/11302000/001099504.pdf

<PR>従来のヘルメットは暑い。。。 

今回の改正義務になったヘルメットは衝撃吸収ライナー入り検定のヘルメットです。

衝撃吸収ライナーの素材は発泡スチロールなので保温性が高く、頭部が蒸れ、ぶっちゃけ、暑いです

 

そんな暑さを解決するヘルメットがあります。

衝撃吸収ライナーの代わりに衝撃吸収材を採用、内部の空間を広げ風が抜けやすく、水洗いしやすいヘルメット。

その名も「PC-750R型」です。

 

当社開発の衝撃吸収材「スクエアライナー」を搭載、頭部をしっかり保護しながら風の抜ける空間を確保し快適に保ちます。

また、ヘルメット自体に遮熱材が含まれておりヘルメットの内部温度が暑くなりにくくなっています

詳細は製品ページをご覧ください。

<PR>ウェアラブル機器を使って熱中症対策も 

快適なヘルメットを使っていても、昨今の夏は酷暑で非常に暑くなっています。

 

そういった場合はウェアラブル端末で作業者の熱中症危険度を見守ることが可能です。

「eメット」は、ヘルメットに簡単に取り付けることが出来、作業者の熱中症危険度を計測、アラートで知らせます。

詳しくは下記ページをご覧ください。

 

まとめ

今年も非常に暑い夏になりましたが、来年もきっと暑い夏になるでしょう。

 

夏は終わったばかりですが、今年の内から来年の対策を検討しても遅くはありません。

暑くなってから焦らないよう、熱中症対策を検討してみましょう。