熱中症を学ぶ

熱中症になりやすい人ってどんな人?

10月を迎え、ようやく暑さも収まり過ごしやすい気候になってきましたが、2023年は82,000人も熱中症で搬送され、酷暑となりました。

参考のコラムはこちら↓↓↓

速報!今夏の熱中症搬送人数

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熱中症の危険度は個人ごとに違うとコラムで伝えてきておりますが、熱中症になる要因は様々です。

今回は「熱中症になりやすい人」についてコラムをまとめましたので、早速見ていきましょう!

熱中症になりやすい人

1.子供

成人に比べ体温調節能力が未熟なためで、急激な温度変化に適応しにくい傾向があります。

また子供の汗腺は成人ほど発達しておらず、汗がうまくかけない場合があります。

自分から水分をこまめにとる習慣がないと脱水の可能性が高まり、熱中症につながりやすくなります。

2.高齢者

体温に関する感覚が鈍くなり、喉の渇きも感じにくくなる傾向があります。また、体温を周囲に放散させる能力が低いため、深部体温が上昇し、熱中症になりやすくなります。

3.肥満

肥満は皮下脂肪を多く蓄えていて、体の中の熱を逃がしにくくなっています。また重い体を動かすエネルギーが熱となり、その体内の熱を放散するため人一倍かく大量の汗で脱水し、熱中症になりやすくなります。

4.暑熱順化していない人

暑さに慣れておらず、また上手に汗をかけないと体温の上昇を防ぐのが難しくなります。また暑熱順化していないと汗に含まれる塩分量が多くなり熱中症になりやすくなります。

それぞれの対策法

1.子供

自分で適当な判断ができない場合が多いので、周りの大人の気配りが重要です。強い日差しから守り、夏場は軽くて涼しい衣類を着せて温度変化に対応できるようにし、こまめに水分補給して脱水にならないよう気を付けましょう。

また子供は遊びに夢中になり体調変化に気づきにくいため、適度に休憩をとって体を休める時間をつくりましょう。

2.高齢者

暑いと動くのが面倒になり体調変化に鈍感になるので、手の届くところに飲み物を置くなど水分補給に気づくきっかけを作りましょう。無理せずクーラーを使用して室温を保ち深部体温上昇を防ぎましょう。周りの人どうしで熱中症の兆候に注意しあいましょう。

3.肥満

汗を多くかく可能性が高いため、まずは多くかく汗の分、水分補給をよりこまめに行うのはもちろん、軽くて涼しい服や汗が乾きやすい下着を着用する。そして休憩の際はクーラーが効いた涼しい部屋で過ごし、汗による冷却効果を高め深部体温を下げるようにしましょう。

4.暑熱順化していない人

まだ気温が低い時期にほんのちょっときついと感じる運動を週末などに30分ほど続けると、体が体温上昇に慣れ体温調節の仕方を思い出し熱中症になりにくい体づくりが出来ます。また、40℃ぐらいの湯船につかると汗腺がひらき、深部体温も上昇し血管が拡張して運動と同様に体温調節機能を鍛える事が出来ます。

下記コラムに詳しく掲載しておりますので是非ご覧ください。

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まとめ

それぞれの要因をみてきましたが、「体内の熱の逃がし方」と「汗のかき方」が共通のキーのようです。

涼しい服の着用や涼しい部屋での休憩などで体温上昇を抑え、水分補給で脱水を防ぎ熱中症対策を行っていきましょう。特に子供や高齢者は自身の体調変化に気づきにくいため、周囲の人達の気配りも欠かせません。こまめに確認を行って適切な対応を取っていきましょう。

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