真夏のイメージがある熱中症。実はゴールデンウィーク頃から発生しているのです。
下記グラフは昨年の熱中症による救急搬送状況になります。4月下旬のゴールデンウイーク開始時期から熱中症による救急搬送が発生しています。4月から6月中旬ごろまでグラフのばらつきが多いのですが、一日の気温変動が大きく、急激な気温上昇にカラダがついていかないからと考えられます。
そして蒸し暑さが増す6月下旬から8月いっぱいまでは、それまでの10倍近くの人が救急搬送されています。まだまだ残暑が残る9月中旬以降は、暑さへの慣れと湿度低下により7月のピーク時に比べ1/10以下の発生に収まっています。
<参考資料>総務省消防庁:令和4年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況
https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/items/r4/heatstroke_geppou_202205-09.pdf
暑い夏を迎える前に対策しよう
救急搬送の発生状況から暑さへの慣れが重要であることがわかります。
暑さが増してくる6月を迎える前に対策をしていきましょう。
- ウォーキングやジョギング・筋トレを30分行ったり、40℃くらいの湯船につかってカラダを暑さに慣れさせる。
- 4~6月の一日の気温変動が大きい時期は、天気や気温変化を確認して着脱が簡単な服装を選んだり、蒸れにくい素材や通気性の良い服装を選ぶ。
- 気温や湿度が高くなっている時は、一緒にいる人への体調確認や水分補給、休憩などの声かけを積極的に行う。
水分補給と一緒に摂取
大量に汗をかいた時は水分と同時に塩分も失われています。水やお茶、コーヒーなど飲んでも塩分は摂取できません。
水分補給時に塩飴や塩分配合のタブレットやビスケット、梅干しを食べて塩分を摂取しましょう。ただし塩分の摂取し過ぎに注意が必要です
職場ではこんな取り組みも
普段の生活だけでなく、職場でも熱中症のリスクが存在します。
熱中症が発生しやすいある職場の建設現場には“あの有名”ドリンクが出てくる蛇口があるそうです。そのドリンクとは?
今年の夏の平均気温は平年並みか高いと予想されており、厳しい夏となりそうです。
暑さに強いカラダづくりと対策で暑い夏を乗り切りましょう。
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様々な対策をとっていても熱中症を発症する危険があります。
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