熱中症を学ぶ

これだけは押さえておきたい熱中症対策3選

今年2月に気象庁から「暖候期予報」が発表されました。

暖候期予報とはその年の6月~8月の気象予報を気象庁から公式見解として、もっとも早く発表される予報です。

(参考:気象庁 季節予報)

https://www.data.jma.go.jp/cpd/longfcst/kaisetsu/?region=010000&term=P6M

今年の暖候期予報のポイントは3つ。

・地球温暖化の影響等により、全世界的に大気の気温が高い。

・夏前半を中心にラニーニャ現象の影響が残る。

・これらの影響により、上空の偏西風は日本付近で平年より北を流れる。

要約すると、「地球温暖化とラニーニャ現象の影響でシーズン前半が例年より暑くなる可能性が高い」という事です。

2022年は梅雨明けが早く、6月末に35℃を越える猛暑日を記録しました。

今年も暑くなることが考えられます。突然気温が上がると体がついていかず、熱中症になりやすくなるため対策が必要ですよね。

 

今回は暑い夏に向けて「これだけは押さえておきたい熱中症対策3選」を紹介します!

① 暑熱順化

熱中症は体が暑さに慣れていないことでなりやすくなるため、シーズンに入る前に暑さに強い体作りが必要です。

日常生活の中で暑熱順化は出来ます!

 

 ・ウォーキングをして汗をかく運動をする(目安は1回30分程度)

 ・お風呂に浸かり汗をかき練習をする

 ・筋トレやストレッチなどで軽く汗をかく(1回30分程度)

 

脱水症状になる可能性があるので、水分・塩分補給はしっかり行いましょう!

暑熱順化を詳しく知りたい方はコチラのコラムもご覧ください↓

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② 生活環境を整える

自分のいる環境の気温・湿度を気にしましょう。

屋内では日差しを遮ったり、風通しを良くするだけでも快適な環境が作れます。

また十分な睡眠やバランスのよい食事を取ることも重要。体調管理も心がけましょう。

 

夏はビールがおいしい季節ですが、二日酔いや寝不足は熱中症を引き起こす原因にもなるのでほどほどに!

③ 作業後は十分な休憩を

熱中症の疑いを感じたらすぐに休憩を取るようにしましょう。

水分・塩分をしっかりとり、休憩は必ず涼しい部屋で取ってください。

体を冷やすことが最も重要です!

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